テーマは「SDGs」 企業での取材前にポイント学ぶ 甲南女子中2年
神戸市内の企業が国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実現に取り組む様子を取材して個人新聞にまとめよう―と6月28日、神戸市東灘区森北町5の甲南女子中学校で、取材や紙面製作のノウハウを学ぶ授業があり、80回生の 2年生197人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
三好アドバイザーは、取材時のメモの取り方やインタビューの仕方、よい写真の撮り方などを説明。メモの取り方では、あらかじめ質問することを3つ書いておく▽キーワードを聞き漏らさず、大切だと思った箇所に印を入れる▽話を聞くだけでなく、情景描写や自分が感じたことも書く―などと具体的にアドバイスした。
生徒たちは、各企業で一番取材したいことや、それはSDGsのどの目標と関連しているか―などを意見交換した。
この取材は、神戸市が企画する「SDGSの探究教育プログラム」の一環。授業の後、生徒たちはそれぞれ、同市内の5つの企業を訪問し、担当者からSDGsをどう実践しているかについて話を聞いた。神戸どうぶつ王国(同市中央区港島南町7)には80人が訪問、絶滅危ぐ種を守る取り組みなどを取材した。
生徒たちは夏休みの課題として、それぞれ「SDGs新聞」を製作する。