上位チームは万博で発表も 持続可能な社会へ、大学生がビジネスアイデア競う 神戸
持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに、大学生らがビジネスアイデアを競うコンテストが9月13日、神戸市中央区の三井住友銀行神戸営業部で行われた。企業や社会の課題に対して、11チームが独自の発想や実現可能性などの視点からプレゼンテーションを実施。上位チームは来年4月開幕の大阪・関西万博での発表を予定している。
兵庫県内の大学が万博に向けて結成した「ひょうごSDGsオープンイノベーション」が企画。神戸大や関西学院大など国内11の大学生45人が発表し、企業担当者ら約100人が見守った。
企業の課題に学生がアイデアを出す部門には5チームが参加。関西電力兵庫支社のチームは、災害や停電時に使える「竹ランタン」を障害のある人たちが手がけることで、就労や放置竹林など多彩な社会課題に応えられると提示した。
ビジネスモデルを提案する部門には6チームが参加。大学生の指導者とクラブ活動に取り組みたい中学生をつなぐマッチングアプリの開発など、タイムリーな事業案が次々と発表された。審査員からは事業の収益性や具体的な将来像などの質問が相次いだ。