神戸新聞が兵庫県内のSDGs活動の推進に取り組む「ひょうごSDGsプロジェクト」の一環として、一般向けの無料公開講座を12月４日、神戸市中央区の神戸新聞本社会議室で開く。

　「フェアトレード商品から始めるSDGs―日々の買い物で世界に貢献―」と題し、経済学の立場から持続可能な社会に向けた政策課題を研究する近畿大学の坂田裕輔教授に、フェアトレード（公平で公正な貿易）とSDGsの関係や、私たちがフェアトレード商品を取り入れることでどれだけ持続可能な世界に貢献できるのか―などについて分かりやすく解説してもらう。

　16時～17時半（開場15時半）。申し込みは、参加希望人数、代表者の氏名、住所、年齢、電話番号、メールアドレスを書き、メール（hyogo-sdgs@kobe-np.co.jp）または下記のＵＲＬから申し込みフォームで。先着50人。問い合わせは神戸新聞社メディアビジネス局企画推進部ＴＥＬ０７８・３６２・７０７７（平日10～17時）

坂田さん略歴
1971年、大阪府堺市生まれ。大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程修了（博士・国際公共政策）。経済学の立場から持続可能な社会を実現するために必要な政策課題の分析・解決に取り組む。現在は、森林問題を中心とした生態系サービスの管理における関係者のモチベーション研究やタイの山岳民族が作る手工芸品・コーヒーがもたらす経済・社会効果の調査も行う。2006年にオーガニック・フェアトレードカフェ「カフェスローOSAKA」の立ち上げに協力し、17年まで運営に関わる。2020年から一般社団法人日本フェアトレード・フォーラムでフェアトレードタウン認定委員として活動している。