SDGsを自分ごととして 神戸・六甲アイランド高でNIE授業
国連が定めた17の持続可能な開発目標(SDGs)について理解を深めよう―と8月16日、神戸市東灘区向洋町中4の六甲アイランド高校で、新聞を活用した授業があり、1年生25人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
生徒たちは最近の新聞からSDGsの開発目標に関連づけて、気になる記事を選んだ。三好アドバイザーは「SDGsを自分ごととして考えよう」として、よりよい社会を目指し、身近なことから取り組む▽自分が使っているものが、諸外国でどう生産されているか問題点はないかを考える―などを提案した。
軍縮・平和問題や地球温暖化、食料問題、難民問題、ジェンダー平等など世界的な課題をどう解決するか。三好アドバイザーは「先進7カ国(G7)だけでは世界を動かせない。世界各国の人と人の架け橋になる取り組みを進めよう」と呼びかけた。
新聞活用では「新聞は不得意分野のニュースにも触れることができる、一覧性や網羅性が特長」「見出しだけでも目を通せば、きのうの出来事がおおよそ分かる」と話し、まず、ざっと紙面をめくってみることを勧めた。
生徒たちは夏休み、新聞記事を使ってSDGsに関する調べ学習に取り組む。